美味しい海苔が手に入ったので、ほかほかのご飯のお供として毎晩食卓に登場しています。
お醤油をつけて二人でもりもり食べています。二合のご飯もペロリです。ドンちゃん曰く海苔は「ご飯泥棒(韓国特有の表現)」なんだと。うん、そう思う。ご飯が進んじゃうよね。私も海苔でご飯を8回おかわりしたことがある(小学三年生、味付け海苔、自己最高記録)ので、わかるぜ。
面白いのが、食べ方。私とドンちゃんで違いが出ます。
私はお醤油に海苔をつけて、それをご飯の上に乗せて包んで食べます。おそらく日本人の一般的な食べ方だと思うのですが。
一方ドンちゃんは、お醤油に海苔をつけるまでは一緒なのですが、その海苔は手に乗せたまま、ご飯を海苔の上に乗せて包んで食べるのです。焼肉をサンチュで包んで食べるのと同じ。
今に知ったことではないけれども、ドンちゃんの海苔の食べ方を初めて見たときはびっくりしました。全然私と違うから。でも、その違いをみて、頭の中ですぐに浮かび結びついたのが韓国の食文化、「쌈」の慣習。白菜、ほうれん草、キャベツ、サンチュ、海苔、わかめ、などでご飯やおかずを包んで食べること。
この慣習は民俗学的にもなかなかおもしろくて、歴史も古いのです。というのも、元々は、海苔や野菜にご飯を包むのは井戸や川、海にいる神へのお供え物という宗教的目的で行われていたことらしい。なぜ、水に関わる神なのかがわからないのだけれども、包むのが保存も兼ねていたということも聞いたから、便宜的な面と関連しているのかなとも考えられるのかな。
海苔の食べ方という小さなことから相手の国の食文化を照らすことができる、これぞ国際結婚の醍醐味です。いや、国際結婚に限らず、国内でも地域でそれぞれ違いますよね。そうゆう小さな違いが日々の日常で発見されるたびに楽しいね〜ってドンちゃんと話してます。
海苔の食べ方は一つじゃない。
世の中には自分の当たり前が当たり前ではないことが溢れています。
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