2016/01/04

おいしいご飯を食べに


今日はかなり暖かいヨスです。なので窓を全開にして朝からバタバタと片付けをしていました。実は今日から交換留学時代のお友達が泊まりに来るのです。ロシアはサンクトペテルブルクから。かなりウキウキしています。


さて、年末に足を運んだ利川について書いていこうと思います。まず地図。赤く丸で囲んだところが利川市です。京畿道に位置して、高速バスに乗れば首都ソウルから一時間ぐらいで到着する距離です。


有名なものはまずお米。利川のお米は「君主様のお米」と呼ばれるブランド米。スーパーのお米売り場に行けば「利川産」のお米が他のお米と比べて高く売られているのをよく目にします。というのもこの地域は南漢河(ソウルに流れているハンガン)があり平野が広がり、自然災害も少なく、地理的に農作環境に恵まれているのです

次に陶磁器。昔から陶磁器が作られていたということなのだけれど、実はどこまで正しいのか不明。おそらく戦後に、李氏朝鮮の元で陶磁器を作っていた人たちが、この地に移り住んだというのが一番正しいのかも。歴史は意外と浅かったり。が、やはり河があって、土が良くて、すぐとなりの広州で良質な蒔が手に入るという陶芸にとって地理的に恵まれた環境であったことは確か。
歴史的に本当に陶芸と縁があったのかはわかりませんが、現在はかなりの窯元が存在し、陶磁器のお店もかなり多いです。陶磁器の街です

ちなみに、ドンちゃんと二人で出した結論は「利川は土器、三国時代に軍事的に重要な地域であった」ということです。というのも、利川は三国時代の土器が発掘された場所なのです。しかも、百済の土器、高句麗の土器、新羅の土器と、3つの国それぞれの土器が。これは何を表しているかというと、利川という地域が国と国の狭間に位置し、時代にかなり翻弄されたということ。地理的にみても、南進をするのにどうしても抑えておきたい地域であることは一目瞭然。高句麗にとっても新羅にとっても、まずは抑えようと思った場所が利川だったのです。

と、利川についての前置きはここまでにしておいて。おいしいごはんの話を。




前述した通り、利川は米どころゆえに、釜で炊かれたご飯と一緒にたくさんのおかずが出てくる「米飯定食」が有名なのです。お店もたくさんあります。今回はそれを食すのが目的の一つでした。




たくさんある米飯定食のお店からドンちゃんがリサーチした結果、選んだお店は「青木」
日本でも有名らしく、コネストの記事にも載ってました(→お店は綺麗にリニューアルした模様。かなりの人気店らしく韓国人であふれていました。40分近く待ったかな。




念願の利川のお米!お米に関しては正直期待をしていなかったのですが、やはり美味しい。ふっくらツヤツヤでものすごく美味しかったです。




そして一緒に出てくるおかずたち。美味しかったです。元々韓国のおかず文化はご飯に合うものが基本なので、ごはんが進みました。特に、カンテンジャンという濃い味のお味噌を茹でたキャベツに
ご飯と一緒に包んで食べたのが絶品でした。おからも美味しかったな~




ちなみにトゥッペギでご飯が出てきた場合は、すぐにお茶碗にご飯を移した後、おこげがついてあるトゥッペギにお湯を注ぐのが一般的です。おこげのスープであるヌルンチの出来上がり。食後の〆に頂きます。ここのお店ではお湯ではなくて、どんぐりのお茶を注ぎました。これが香ばしさが倍増して美味しい!我が家でも真似しようと思います。

青木で食べたのは正解でした。メニューもこの定食のみ。一人1200円ぐらいだったかな。安かったです。また食べに行きたい・・・




食後は散歩をしながら陶芸村へ(→




美しい白磁器を中心に見て回りました。素敵だった・・・






ちょっと奥まで行くととある窯元の登窯がありました。火は燃えていなかったけれど、薪が積んであるところを見る限り、現役なのかしら。いつか私も焼いてみたい。


その後は利川市立博物館へ。小さな建物だったけれど発掘された土器もあって、見ごたえがありました。





お買い物はちょこっとしました。ご飯茶碗とお皿。どうやらこの色が流行っているみたいで、どこのお店でもこの色のお皿を見ました。大切に使おうと思います。




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