2015/01/21

韓国と私



韓国ほど、自分の「公平なものの見方」、「フラットな視点」を試される国はないと思う。


それが私が韓国で暮らして得ることができた、一つの結論。

私は海外で暮らすことで、むしろ国粋主義的な考えを持つようになる人をものすごく嫌っていました。なんて狭い思考で生きている人たちなんだろうって思ってました。

自分は絶対にそんな人にはならない。そう思い、精神的に日本から独立したいとずっと思ってました。でも結果、出来なかった。その理由は、自国の文化や言語の持つ隠れた構造が邪魔をしていたのかと思っていましたが、ただ単に自分の目が公平さからほど遠かったから、でした。

韓国の強烈な民族主義の前に立つ私は、ただただ未熟でした。

そんなわけで、2014年は挫折。

しかし、やはりもう一度、立ちあがってみようと思う。

私なりの韓国へのアプローチを熟考する。そして自己改革をしていこうと思う。

日本で、韓国の事何も知らない人の韓国論について、韓国で日本の事何も知らない人の日本論について、「それは違う」と双方にメスを入れられるぐらいに、私はなりたい。


と、決意表明。今日は久しぶりに大学院の友人たちと会い、外国人でも韓国人でもそれぞれ思うところがありつつも、頑張らなくちゃいけないんだな、改めて思ったので。備忘録です。



ようやく、新年明けた感じ!



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2 件のコメント:

  1. 蒙渓山人22/1/15

    公平なものの見方、が存在し得るのか、という点には留保を付けつつ(私は日韓両国に広がる歴史的文化的一体性へのナイーブな信仰とそれに結びついたナショナリズムを嫌っており、国家を機関として合理的に見られない近代以前の未開人め、といつも罵倒しているのですが、これだってやっぱりかなり特殊な価値観に基づいた見方ですよね)、それ以外はおっしゃることに全面的に同意です。日本人の無意識の、それゆえ根強いナショナリズムと韓国人の無邪気で強烈なナショナリズムの中で、それにきちんと付き合いながら正気を保つのは、至難の業ですよね。shiinaさんの課題は私の課題でもあります。是非日々の実践によって私を導いて下さることを期待します。

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    1. お久しぶりです、コメントありがとうございます!時々、蒙渓山人さんが以前下さったコメントを読んで、ブログを続けるモチベーションにしています^^公平なものの見方とは、日本人にとって韓国は知識の多寡よりも偏見のない目で接する姿勢の有無が問われると思うからです。(一般人というよりは、外交や報道に関わる仕事をする方たちに当てはまると思います。。。なので、このブログで持ち出すにはナンセンスだったかもしれません。)
      特殊な価値観に基づく見方、とありましたが、よく理解できます。私も同じように感じています。韓国の自国、自民族の優秀性、英雄的歴史を強調しすぎることは国際社会で視野を狭くするだろうし、独善的、閉鎖的なナショナリズムはとても危険だと思っています。でも一方でそれをよく知り、批判している韓国の学者の方も知っています。そして日本側にも盲点があり自己批判をしなければならないと切実に感じています。それを踏まえたうえで、じゃあ、私はどう立つ?となった時、グラグラに揺れている自分がいます。難しいですね、本当に至難の業だと思います。人生の課題ですね。蒙渓山人さんのお言葉通り、ここ韓国で日々実践をしていくしか術がなさそうです。しんどくても、総合的に問題をとらえていくことだけは忘れずにまた頑張っていこうと思います。(たぶん、またどこかで挫折しそうですが、笑)

      韓国と日本について、こうやって意見を交わせる知り合いが少ない私にとって、とても励みになるコメントでした。ありがとうございました。またご指導を仰ぐ機会があれば、と楽しみにしています^^

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